オピック”知っ得情報” 2019年8月号
8月に入り若干寒さが緩んできましたが、冬でも太陽がサンサンと降り注ぐビーチでは、海水浴やウォーキングを楽しむ人たちでにぎわい、一年を通してビーチで楽しめるのは、ゴールドコーストの強みの一つです。
1.豪州経済、引き続き、横ばい??・・・ ⇒⇒
豪州中央銀行(RBA)は、6日政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.00%で据え置きました。市場は世界的な緩和の波によって、年内10月までに0.75%への利下げ、来年初めまでに0.5%への利下げがあると予想しています。豪中銀のロウ総裁も、「低金利が長期にわたり続くと予想することが妥当との認識をあらためて示し、世界の金利が低ければ、豪国内の金利も低くならざるを得ない」と述べ、世界の長期的な金利動向の影響を回避できないとみられ、失業率は5.2%と今年は上昇傾向にあり、賃金の伸びも抑制されているとして、ゼロ金利の可能性は低いがあり得るとの見解を示しています。一方で、豪経済は緩やかな転換点に達した可能性もあるとの見方も示しました。
OECDによると、オーストラリアの最低賃金(2018年)は、主要32カ国の中で最も高い金額となり、今年7月からはさらに3%引き上げられ、時給19.49豪ドル(約1,400円)に達し、この人件費高騰とビザ取得の難易度などがオーストラリアへの投資環境上のリスクとして挙げられています。
2. 豪州住宅市場下げ止まり??
豪州の住宅市場は、シドニー郊外で復調の兆しが見え始めたようです。理由は3つあり、
① 豪中銀による連続利下げ
② 住宅ローンに対するストレステスト(健全性審査)のルール緩和
③ 5月の総選挙での予想外の与党連合勝利です。モリソン政権の続投により、野党の労働党が提案していた不動産投資家に対する優遇税制縮小は葬り去られました。
大手調査会社によれば、豪最大の不動産市場であるシドニー郊外では、住宅価格が2カ月連続で上昇を見せ、2017年7月のピークから15%下落を招いた約2年間の値下がり局面に終止符が打たれるだろうとの見解が出始めています。
3. オーストラリア・ポスト(郵政)切手代値上げ!!
オーストラリア・ポストは今月、国内の定型郵便物の切手代を2020年1月から「10セント」値上げする意向を、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)に報告したことが分かりました。4年ぶりの値上げとなり、定型郵便物の切手代は現行の1ドルから「1ドル10セント」になります。
4. 2032年 オリンピックはQLD州で!!
スコット・モリソン首相は、2032年のオリンピック・ゲームをQLD州で開催できるように、連邦政府は全面的に支援すると明らかにしました。シドニーオリンピックでの成功をもう一度!です。
5.エアーズロック(ウルル)駆け込み登山で渋滞中!!
2019年10月26日から登山が禁止になるエアーズロックが「駆け込み登山大渋滞」で問題になってきています。インスタ映えを狙ってたくさんの人が押し寄せ、登山には危険な状況も起こりうるとのことですで、これから訪れる方はご注意下さいとの事です。