オピック”知っ得情報4月号”
オーストラリアのモリソン首相は、国境閉鎖の解除を急いで、新型コロナウイルスの封じ込めに成功している国内の状況をリスクにさらすことはしないと表明しました。既にニュージーランドとの国境は解放し、次はシンガポールの予定ですが、日本への自由な往来は来年に持ち越しそうな雰囲気です・・まだしばらくの辛抱が必要ですが、頑張りましょう!
1.オーストラリア経済 ☛⤴⤴
豪中銀(RBA)は4月6日、政策金利の誘導目標を過去最低の0.10%に据え置くことを決め、少なくとも2024年まで超緩和的な政策を維持する方針を改めて示しました。
予想を超えた景気回復と低い住宅ローン金利が買い手を市場に呼び戻し、3月の住宅価格は1988年以来の高い伸びを記録しました。3月の失業率は5.6%に低下(2月は5.8%)し、就業者数はパンデミック前の水準に戻りました。
またウエストパック銀行などが14日に公表した4月の消費信頼感指数は、2010年8月以来の高水準で「楽観」が「悲観」を大幅に上回ることを示す118.8と前月から6.2%の上昇(新型コロナに伴うロックダウンで打撃を受けた前年同月からは57%の大幅上昇)となりました。昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)は、前期比3.1%の力強い増加となりこの回復は今後も続き、来年もトレンドを上回る成長が見込まれますが、不動産価格の急上昇を背景に住宅ローンの借り入れの動向を監視する必要があるとの見解もあります。
オーストラリアの不動産市場は、低金利の継続に伴い“国民総不動産投資家”へのシフトによりゴールドコーストの中間平均価格はこの12カ月で、戸建て7.5%上昇・715,000ドル、ユニットは7.4%の上昇・444,500ドルになっており、併せて賃貸物件の不足も深刻になってきています。
2.ワクチン接種計画見直し 💉
2月から始まったオーストラリアの新型コロナウィルスワクチンの接種ですが、アストラゼネカ製の課題に直面、50歳未満には接種しない方針を打ち出し、当初の計画である年内の接種完了を「見直す」発表をしました。最近までアストラゼネカ製ワクチンを中心とする接種計画を進めてきましたが、4月に入ってファイザー製ワクチンの供給を倍に拡大しました。
3.”クラウン・カジノ”事業売却か!!
オーストラリアのカジノ運営会社クラウン・リゾーツは、米投資会社オークツリー・キャピタルの申し出について、創業者ジェームズ・パッカー氏が保有する37%分の株式 を売却することを検討すると述べました。パッカー氏は経営の第一線から退いていますが、その影響力を巡って昨年当局の厳しい調査が行われ、2月には組織犯罪との関連が疑われるとしてシドニーでの賭博免許保持に不適格と判断されました。
4.(便利情報) チェックイン・QLDアプリ登場!!
オーストラリアではコロナ対策として、レストランなどの利用時に、QRコードを読み込み、自分のデータを毎回入力する必要がありましたが、便利な政府公認アプリ”Check in QLD app”が登場!!一度自分の情報を入力すると、毎回入力する必要なく即チェックイン完了。使い勝手抜群で履歴も残ります。
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