オピック”知っ得情報”12月号
2023年も大変お世話になり誠にありがとうございました。
来年も変わらぬご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。
みなさま良いお年をお迎えください!
12月中旬にはケアンズで洪水、12月25日クリスマスの夜にゴールドコーストは大嵐に見舞われ、電線1100本が切断・倒木も多数で約13万世帯が停電、復旧に相当の時間を要しています。QLD 州は自然災害に悩まされて今年に終わりを告げることになります。QLD州内で、25日は25万回、26日は15万回の落雷がありました。。。流通機能にも影響が出ており、フルーツやシーフードなどの不足も重なり、価格も上昇中です。
〇11月の国内線運航状況(定刻到着と信頼性)でジェットスターがカンタス航空やヴァージンを抑え、67.8%でトップとなりました。キャンセル率の低さも2.7%でトップになり、今後の運航にも期待できます。一方、カンタス航空は異次元の20時間フライトを計画しており、2025年にシドニからロンドンとニューヨークの2路線を開設予定で、世界一の長距離フライトになります。
〇豪州国内のセブンイレブン726店舗は店内設置のATM機を段階的に撤去する方針を明らかにしました。ここ数年で豪州国内は現金からカードでの支払いが主流となり、キャッシュレス化がどんどん進んでいます。
確かに自分でも財布を持たない・・もしくは現金を持たない化が進んでいます。旅行に来て急な現金が必要な時は、日本の銀行キャッシュカードでこちらの銀行ATMをご利用下さい。(2~4ドル程度の手数料が必要です)
1.オーストラリア経済 ☛☛👇👇
豪中央銀行(RBA)は、12月の政策金利を4.35%に据え置きました。再利上げの検討に入ったものの、インフレ動向に明るい兆しが見られることを踏まえ、今後のデータを見極めるために政策金利の据え置きを決定しました。
エコノミストや金融市場参加者の多くは、豪中銀が利上げをほぼ終了し、次は利下げに動くと考えているようですが、緩和サイクルがすぐに始まる公算は小さいようです。
●Westpac銀行などが発表した12月消費者信頼感指数は82.1となり、生活費の圧力から悲観的な回答が楽観派を依然として上回りました。今月の金利据え置きも、消費者の所得は生活費と金利の高騰や増税で極度の圧力にさらされ、ささやかな慰めにしかならないとのコメントです。
●11月の失業率は、3.9%と前月から0.1ポイント上昇し18カ月ぶりの高水準となり市場予測を上回り、男女別では男性4.0%、女性3.7%といずれも悪化しています。今後も悪化の見通しです。
●7‐9月期の国内総生産は前期比0.2%増とエコノミスト予想の0.5%増を下回り、経済は予想外に急激に鈍化しています。借り入れコストの上昇で消費者が慎重になっているほか、輸出入の動向も成長を押し下げる要因のようです。
●12月シーズン最終週の都市圏オークション件数は、2918戸(前週比4.1%の減少)となり、前週比では減少しましたが、昨年比では25.8%の増加となっています。ブリスベンでは186件(前週比で13.5%下落)のオークションが実施され、落札率は56.3%(前週比11.4%下落)となりました。定期預金金利も5%を超え、投資家の資金は金融商品に流れる傾向が見られるようです。
2.オーストラリア人口増加👆👆
2022/23年度(6月期)の豪州人口は、前年度比624,100人増加、人口増加率2.4%となり、1950年代のベビーブームに匹敵しています。ただ移民の増加は、消費や雇用市場・経済成長に貢献していますが、家賃高騰や行政サービスへの圧力などの問題を引き起こしており、政府は改めて移民受け入れの抑制や調節を計画しています。👇👇
3. 移民政策の見直し、学生ビザ取り締まり強化!!
11日、連邦政府は移民政策の大幅な見直しを発表し、学生ビザの取り締まりを強化して移民の流入を通常レベルに戻し、住宅やインフラへの負担を緩和するのが目的です。学生ビザ目的で存在しない学校や勤労目的の留学生などの抜け穴を閉ざす一方で、高い技術を持つ移民に進路を提供するとのことです。今後はより一層まじめに学ぶことが必要になります。