July 21, 2016
オピック ”知っ得” 情報 2016年6月・8月
➡ 7月から見晴らしの良い“新”事務所で活動です。より良い環境のもと心機一転がんばりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。こちらは冬本番、でも日中の気温は20度前後と暖かくなりますので、“円高”を活用して、暑い日本の“夏”脱出計画をお立て下さい!!
1.豪州経済、まだ・まだ引き続き➡➡➡?
7月2日に行われた(29年ぶりの上・下院解散)オーストラリア総選挙は、与党保守連合(自由党・国民党)が下院の過半数を獲得し、ターンブル首相の続投が決まりました。
- 豪準備銀行(RBA)は、7月の政策金利を史上最低の1.75%に据え置くことを発表し、8月に更なる利下げも予測されています。インフレ率は現在1.5%とRBAの目標(2-3%)をかなり下回っています。
- 世界経済フォーラムの報告書によると、2016年のオーストラリアのネットワーク準備度指数は、世界16位から18位に後退しました。2004年は9位でした。シンガポールや北欧、米国がランキング上位を占め、アイスランドやニュージーランドも過去1年でオーストラリアを追い越し、競争力改善に向けて一層の努力が行われないと、他の先進諸国から更に遅れをとる事になると、専門家は指摘しています。
- オーストラリア統計局によると、過去1年間に中国および香港からオーストラリアを訪れた観光客の数が前年比21%増の140万人に達し、これまでの最高を記録し、前年はニュージーランドからの観光客が最多でしたが、過去1年間では中国人観光客がこれを5万2000人上回りました。一方、永住者および長期滞在者は2007年以降で最低の水準となったことも明らかになりました。観光収入は上昇基調ですが、肝心の金融や貿易は、未だに上昇気流に乗れない豪州経済のようです。
2. オーストラリア大自然の危機!!
今年に入り、グレートバリアリーフの白化が問題視され、今度はQLD州北部でマングローブが1ヶ月で7000haに渡って「枯れ死」していることが発見されました。長引く干ばつ(気候の変動)が原因とされていますが、マングローブ生態系に依存するカメやジュゴンへの影響が懸念されています。
3. 教育玩具販売店チェーン“Australian Geographic”閉店!
豪州のショッピングセンターでお馴染みの教育玩具販売店「オーストラリアン・ジオグラフィック」(動物や自然、天文学・アウトドアなどの分野の本やグッズの専門店)の全67店舗が、2017年3月までに閉鎖されることになりました。競争激化で赤字経営が続き、運営するマイヤー家が残念ながら撤退を決めました。
4.世界航空会社番付け発表 “カンタス”は、9位!!
世界の航空会社ランキングで今年は、中東ドバイの「エミレーツ航空」がトップに選ばれました。ランキングはエコノミークラスの機内食から乗務員の接客、座席の快適さ、客室の清潔さまで計73項目にわたり、何百万人もの乗客を対象に実施した満足度調査に基づいて決定されるそうで、ANAは5位でした。ちなみにアジアの乗務員ランキングではANAが1位となったそうで、さすが“おもてなしニッポン”です。