オピック”知っ得情報” 2017年10月
2017年10月01日(日)午前 02:00より、次の5州で「デイライト・セービング」(夏時間)が、スタートし、現地時刻がこれまでより1時間進みます。1)オーストラリア首都特別地域(ACT) 2)ニューサウスウエールズ州(NSW) 3)南オーストラリア州(SA) 4)タスマニア州(TAS) 5)ヴィクトリア州(VIC) ※夏時間終了日時は、2018年4月01日(日) 午前3時となりますので、ご注意下さい。
1.豪州経済、若干下降気味 ⤵⤵??
豪準備銀行(中央銀行)は10月3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に据え置くと決定し、大方の予想通りとなり、当面据え置く方針のようです。 また、8月の新築住宅販売戸数は、前月比0.9%増加し、ようやく数か月の低迷から回復しました。
457ビザ(ビジネスビザ)が廃止され、TSSビザ*が代替ビザとしてスタートしました。職業リストの変更で多くの人が影響を受け、全体的に永住権につながらない職種が増えました。移民政策は政治で利用され政府が保護しようとするのは豪州国民という基本のもと、今後政府が移民政策を緩和するかどうかはその政策がどれだけ豪州国民に影響するかというのがポイントです。 *TSSビザ:Temporary Skills Shortage Visa
2. オーストラリア大手4大銀行ATM手数料廃止!!
今まで他行ATMからの引き出しに2ドルの手数料が必要でしたが、コモンウエルス銀行が無料化を始めた結果、他の3大銀行も他行からのATM手数料廃止を決め、消費者にとってうれしいニュースとなりました。
3. 同性婚賛成キャンペーン!!
同性婚合法化の賛否を問う、郵便による「国民投票」が行われるなか、QLD州で国内最大規模となる同性婚賛成を訴える訪問キャンペーンが毎年ブリスベンで開催の「プライド・フェスティバル」に合わせて始まり、11月15日に結果発表されるまで、キャンペーン活動が活発化する見込みです。
4.“銃”の削減!自主返却制度!!
オーストラリア国内で市民が保有する銃の数を減らすため、期限内に自主提出すれば、「未登録の銃」を持っていても処罰されないという政府の取り組みが始まっており、豪司法省によると、7月1日からすでに26,000丁近くの銃器が集まったそうです。
未登録の銃を自主的に指定された提出場所に持ち込めば、住所氏名などは問われず、費用負担もなく、訴追もされないという政府の取り組みが功を奏しているようです。
5.不動産売買時の新しい法律について(2017年7月1日からの契約に適用)
不動産売買の契約をする時の法律に変更がありました。2017年7月1日からの契約は、物件(更地・居住・商業物件)売買価格が、750,000豪ドル以上の場合、売り手が“キャピタルゲイン税免除書類(Clearance Certificate)”を準備できないとき(キャピタルゲイン税が発生する売主や豪州で納税義務を負わない外国人も対象)は、買い手が決済額から売買契約金額の12.5%を売主に代わって豪州国税局に納めるケースも出てきますので注意が必要です。売買契約前に契約書の作成について、事前に弁護士や会計士に必ず相談して下さい。