オピック”知っ得情報” 2019年2月号
“あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します”
2019年最初の“知っ得”情報です。新年早々暑いニュースですが、豪州気象局は1月31日オーストラリアの国内平均気温が史上初めて30度を超え、1910年の統計開始以来、最も暑い月になったと発表しました。 また1月は記録的な少雨ともなり、国内全体では平年よりも38%も減少したそうです。気温の上昇が問題になっています。
1.豪州経済、横ばい・・下落の気配 →?
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は5日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定しました。据え置きは市場の予想通りで、中央銀行のロウ総裁は6日内外経済リスクの高まりを認め、政策見通しを中立に転換しました。また、住宅価格の調整は管理可能であり、現在起きている住宅価格の下落が豪経済を「脱線」させる可能性は低いとも語っています。
失業率は7年超ぶり低水準の5%となっているが、失業が増えインフレの停滞が続く場合、利下げが適切になるとの考えも示しました。
住宅調査会社の調べでは、シドニーとメルボルンで住宅価格の下落に拍車がかかっており、下落幅は10年前の世界金融危機の直後より大きくなっていることが明らかになりました。直近過去3ヶ月の下落幅は17年10月以降で最大となり、全国の住宅価格も同年10月のピーク以降で6.1%下落、16年10月の水準まで落ち込んでいることが判明しました。国内主要都市では1月にキャンベラで0.2%上昇した以外は、軒並み下落、シドニーは1.3%減、メルボルンは1.6%減となっています。
2. カンガルーは「害獣」か否か、賛否両論!
政府の公式発表では、カンガルーの生息数はオーストラリア人口の2倍を上回るそうで、5000万頭と推定されるカンガルーに作物が荒らされ、家畜の水や牧草が奪われると、農場経営者は訴えています。オーストラリア国民のカリスマ的人気を誇る動物でもありながら、政府公認の下、営利目的で駆除されたカンガルーの肉と皮革製品の輸出高が、2017年には約35億円にのぼり、四つの州が年間の上限数を設定してカンガルーを駆除し、需要に応えているのが事実です。
3.“100年に一度の豪雨”QLD州北東部!
豪北部の熱帯地域では例年、雨期のこの時期にまとまった雨が降ることが多いのですが、2月に入り平年の降水量をはるかに上回る激しい雨が続いています。沿岸の町タウンズビル(Townsville)では、道路が川と化し、数千人の住民が避難を余儀なくされており、気象庁は、この先数日中に竜巻や強風が発生する危険があるほか今後も雨が降り続けば最大2万戸が浸水する恐れがあると指摘しています。
4.OPICの電話番号が変わりました!
弊社バンドールのオフィス・スペースの全体移転に伴い、弊社も移転を余儀なくされ、2月1日よりサーファーズの“50カヴィル・ビル”に一時的に移動しました。電話番号等を変更しておりますのでご注意ください。お手数とご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。