オピック知っ得情報”2025年2月号”
こちらの2月は“夏”で、暑い日が続いています!!
3月から暦上は“秋”ですが、まだまだビーチで泳げる夏の気候が続きます。
さて、オーストラリア政府観光局から発表された今年の国内のベストビーチ・トップ10ですが、1位はタスマニア州のベイ・オブ・ファイアーズ保護区の10㎞の海岸線で受賞は初めて、2位にはNSW州コフスハーバー近郊のウールグールガ。QLD州は4位にノース・キラ・ビーチが入りました。
オーストラリア人はコーヒーが大好きですが、近年の豆の高騰により、年末までにカフェのコーヒーが1杯8~12ドルまで高騰する可能性があるというニュースが流れ、この影響でカフェの利用頻度が下がれば、コーヒー業界も厳しくなることが予想されます。が、すでに最近はカフェのコーヒーが1杯5-6ドルの勢いです。。。
物価の高騰が著しいオーストラリアですが、最近のサーファーズパラダイスの賑わいは、目を見張るものがあります。新しいカフェやレストランもオープンして益々にぎやかです!
まだまだ夏のトップシーズンが続きます。こちらでお待ちしております!!
1.オーストラリア経済 ☛☛👇👇
豪中央銀行(RBA)は、2月の政策金利を2020年11月以来、4年3か月ぶりに0.25%の利下げを行い、4.10%としました。インフレ抑制で進展があったとした一方、見通しについては、物価上昇圧力の封じ込めは十分に実現できていないとして依然慎重な姿勢を示し、金融市場も依然として厳しい状況と指摘しています。
豪州では5月17日までに選挙が実施される予定で、苦戦が予想されるアルバニージ―首相が利下げを追い風に早期の選挙を実施するとの観測が出始めています。市場は今年から来年にかけて更なる利下げを見込み、3.45%前後まで下がると予想しています。
- 12月時点で4.0%だった失業率について、予想では6月に4.2%に上昇し、2027年半ばまでに同水準で推移するとし、従来予想の4.5%からやや引き下げました。
- 消費者物価指数(CPI)は、6月までに2.4%で推移すると予想、政府による電気料金支援が終了すると3.7%まで上昇し、その後は再び下落すると見通されています。
- 豪州新卒の人気企業ランキング100社に日系企業が4社ランクインです。24位にユニクロ、40位に富士通、日本ペイントHD(Dulux)、トヨタです。金融やコンサル企業、IT企業も上位を占めましたが、新卒性の採用市場は若干冷え込み始め、採用ブームは過ぎ去ったと見られます。
2.豪州不動産事情→⤵ ⤵
連邦政府は、自国民の住宅購入(特に若い世代)を促進するため、2025年4月1日から2027年3月31日までの2年間、一時滞在ビザ保有の外国人投資家及び外資企業による中古物件購入を禁止すると発表しました。詳細を確認中ですが、外国人投資家による新築物件購入については今まで通りとみられ、影響は少ないと思われます。
- 全豪の1月の住宅価格は横ばい(▲0.03%)となり、地方部全体では0.4%の上昇、主要都市で価格が0.2%下落しました。主要都市では、メルボルン(▲0.6%)、ACT(▲0.5%)、シドニー(▲0.4%)となり、ホバートは横ばい、ブリスベンとパースは上昇を記録していますが、市場は明らかに停滞してきており、特に戸建住宅の価格上昇が鈍化しています。
3.レックス・エアラインの行方・・・
昨年7月に経営破綻した地方路専門網に強みを持つ「レックス」ですが、連邦政府の支援で地方路線は運航を続けており、誰も買手が現れない場合は、連邦政府が国有化をすると明言しました。地方経済には不可欠な存在として、国有化されれば、カンタスの民営化以来約30年ぶりとなります。ただ機材の老朽化による多額の費用が売却のネックになっています。