オピック”知っ得情報” 2019年12月号
“今年も大変お世話になり、ありがとうございました。”
2020年も引き続きご指導・ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。
2019年のオーストラリアの言葉は、“Voice”(声)が選ばれました。
1.豪州経済、横ばい・・⇒⇒まだまだ様子見??
豪州準備銀行(RBA・中央銀行)は3日の理事会において、政策金利を過去最低の0.75%のまま据え置くことを(6月以降3回の利下げ実施済)決定しました。
RBA総裁は「国内経済は緩やかな転換点に達しているが、引き続き消費の伸び悩みや干ばつの影響、住宅建設市場の落ち込みが不確実要素で、低金利による金融政策の効果が表れるまでには長期かつ変動的な時間差が生じる」と述べ「完全雇用およびインフレ目標の達成を支えるため、必要であれば、更なる金融緩和を行う用意がある」としています。
統計局(ABS)は4日、2019年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率が前年同期比1.7%になったと発表し、現在113四半期連続で景気後退(2四半期連続のマイナス成長)がない期間の世界最長記録を更新し続けているものの、2009年以来約10年ぶりの低水準にとどまった前期に比べるとわずか0.4%の伸びとなりました。住宅価格回復の兆しが見えてきているものの、雇用は過去3年で最大の落ち込みを記録し、消費者信頼感は低迷しているなか、政府の景気支援への取り組みが鍵になってくるようです。
2.ゴールドコースト・フェリーサービス開始!
20年もの歳月をかけ ”GCフェリーサービス” の試験運用(2年間)が、いよいよ12月中旬から始まりました。まずはブロードウォーター公園からサーファーズまでの5か所を結びます。
乗船客はサーフボードや自転車も持ち込むことが可能で、市民や観光客の足として定着するかが、航路延長や将来的な存続のカギとなります。(サーファーズはアぺルパーク乗船場)
詳しくは、https://hopo.com.au/
3. 新・豪華列車の旅 “グレート・サザン”運航開始!
アデレードから新列車「グレート・サザン(Great Southern)」が、約10年ぶりにブリスベンへ向けて運航を開始しました。
列車はグレートオーシャンロード~キャンベラを通り、東海岸を北上し、「ザ・ガン」と同様に高いレベルのサービスを提供する豪華列車旅になるそうです。
4. NSW州“森林火災”いまだ止まらず!
2か月以上続いているオーストラリア東部での森林火災で、大都市シドニーでも大気汚染が発生し、森林火災による煙で呼吸器の病気を引き起こす人が出ているほか、野外スポーツイベントのキャンセルが相次ぐなど被害が拡大しています。
いまだに150か所近い現場で消火作業が行われ、2000匹にも上るコアラが焼死していると予測され、現在ですでに270万haの森林が焼失したとされています。
5. ホールデンが「コモドア」生産中止を発表!
自動車メーカー“ホールデン”が、大型セダン[コモドア]の生産中止を発表し、豪州国内では現状の輸入在庫のみで、販売を終了するとのことです。