オピック”知っ得情報” 2021年12月号
こちらは夏本番で毎日30度超えの暑い日々が続いています。
QLD州にもようやく他州からの旅行者が押し寄せ、プールやビーチは大賑わい。。主要なビーチサイドに“ビーチクラブ”なるものが新設され、お酒やフードを楽しみながらリゾート気分も味わえます。
ただ、これだけの人が動くとなると、いつコロナに感染するか・・・なんて一抹の不安もあり、あちこちにあるPCR検査場も大賑わい・・というクリスマス~年末のゴールドコーストの様子です。
一番気なる情報ですが、12月15日より日本人の受け入れが再開し、シドニーやメルボルンには日本からの直接入国が隔離なしで(ワクチン接種・PCR検査済などの条件あり)可能となっています。
QLD州ゴールドコーストへの入り口となるブリスベンやケアンズにはまだ直行便はありませんが、オーストラリアからは日本に向け、
2022年3月2日に「ジェットスター」のゴールドコーストー成田線
2022年3月28日に「カンタス」のブリスベンー羽田線
が再就航の予定であることが発表されました。
以下、HISさんより、最新の“知っ得渡航情報”です。
https://his-australia.com/ctttravelinfo
日々の状況により刻々と変化はしますが、2022年は“Withコロナ”の動きに変更はないようです。
豪州モリソン首相は、国境再開に伴うコロナ新規感染者数の増加にかかわらず、ロックダウン再導入の可能性を否定し、行動制限で国民を縛る体制から脱却する必要があると述べました。
QLD州のワクチン完全接種率は84.7%に伸び、前倒しでNSWとの州境を開放しましたが、感染者数急増で、18日に公共交通機関や屋内店舗等でのマスク着用義務措置を発表しました。QLD州(ブリスベンやケアンズ)へ観光での隔離なし直接入国は、もう少し先になりそうです。
2022年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
1.オーストラリア経済 ☛☛☛
豪中銀(RBA)は5日、政策金利を過去最低の0.10%で据え置きました。第3四半期の実質国内総生産(GDP)は、前期比1.9%の低下となり、市場予想ほどの落ち込みではなかったようです。11月の失業率は4.6%になり、封鎖解除で前月から0.6ポイント改善しました。
2.オーストラリア住宅価格 ⤴ ⤴いまだ上昇中👆でも・・・???
11月のオーストラリア住宅価格は、前月比1.3%上昇(10月は1.5%上昇)、価格上昇は1989年以来の14カ月連続(前年比22.2%上昇)での高い伸びとなり、コロナ禍で郊外に引っ越す人が増える中、地方の住宅価格は25%上昇しました。住宅価格中央値は698,170豪ドルに達し、過去1年間に毎週平均2,436豪ドル(約20万円)上昇したことになります。
シドニーの住宅価格は、前年比約26%(前月比0.9%)上昇、価格中央値は1,090,000豪ドル。メルボルンは前年比16%(前月比0.59%) パースは同15%(前月比0.18%) ブリスベンは、前年比26%(前月比2.83%:戸建前年比28.98%・ユニット同16.6%) 上昇となり、ダーウィンだけが前月比で0.37%ダウン、価格上昇率は、全体的に戸建てがユニットを上回る傾向です。
ただ過熱する住宅市場にもようやく売り手が増え、新たな販売物件は9月上旬以降60%超増加。買い手にとって選択肢が広がり緊急性が低下すると思われ、市場にとって近い将来の金利上昇が懸念されます。
12月19日までの1週間のオークション成約率も63.4%とピーク時より21ポイント落ち込み、競売物件数の急増に対し、購入者数がゆっくりと低迷し始めたようです。
〇ブリスベンの12月住宅価格中央値は、662,199ドル(戸建757,194ドル)ですが、シドニーやメルボルンよりも未だ価格が20~40%も低く、QLD州は2021年3月までの1年間で最高の州間純移民数を記録し、州間移民は年間28.2%増加となりました。
3.アメリカ・駐豪大使に“キャロライン・ケネディ氏”!!
アメリカの大使人事に豪州重視姿勢が出ています。元駐日大使のケネディ氏が駐豪大使に起用され、その背景には日米豪インド4カ国の連携枠組み「クアッド」や米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS (オーカス)」などで、豪州の存在が大きくなっていることがあります。ケネディ氏は、米豪間(日本も)の新たな橋渡しを期待されているようです。
4.変なルール!オーストラリアで運転するときはご注意を!
オーストラリアにはあまり知られていない変な道路法規があります。ドライバーが社外 に手を出して知り合いに手を振るのは違法。またクラクションも緊急時など以外に不用意に鳴らすと違法になります。2022年くれぐれもこちらでの運転にご注意ください!!