オピック”知っ得情報” 6月号
ゴールドコースト“知っ得情報”6月号をお届けいたします。
ジェットスターが、7月21日から成田~ケアンズ線週5便の就航再開を発表し、関空便も7月26日から週4便で再開。8月2日には成田~ゴールドコースト線が週3便で再開です。今まで日本の入国制限が足かせでしたが、ようやくQLD州への就航再開です。あとはカンタスを待つばかりです。
オーストラリアは、6月から冬に入り、朝夕は冷え込むようになりました。。。最低気温は7度前後、日中は20度前後です。インフルエンザも大流行で、早速予防接種を受けましたが、ここ数年はコロナから注射ばかりのイメージです。
また、急な冷え込みでオーストラリアのスキー場も前倒しで開業のようです。さすがにQLD州にスキー場はありませんが、NSW州にはスキーリゾートがあり、地元オージーにも人気です。
さて、最近オーストラリアも物価上昇中で、日常生活に影響が出始めています。特にレタスの価格が高騰し、1玉10ドル前後になっています。そこでついに、7日ケンタッキー・フライド・チキン【KFC】はバーガーに使われている“レタス”を一部“キャベツ”に変更すると発表しました。これにはさすがのオージーも賛否両論です。。。。レタスの価格が過去数か月で300%も値上がりしたので、レシピを調整せざるを得ないという状況のようです。東部で発生した大洪水とウクライナ侵攻による軽油と化学肥料の高騰が原因?とされています。
これから日本は梅雨が明けると暑い夏の到来ですね・・・7‐8月のゴールドコーストは天気も安定し、涼しくて爽やかな季節となります。汗をかかずにゴルフです!日本の暑い夏の“避暑”に是非渡豪計画をお立てください!! お待ちしております。
1.オーストラリア経済 ☛☛☛
総選挙で勝利した最大野党/労働党党首のアルバ二ージー氏が5月23日首相に就任し、9年ぶりに政権交代が行われました。
過去に外交・安全保障に関するポストを務めた経験はなく、政権トップの力量は未知数との見方です。首相としての初仕事が日本でのクアッド出席となり日豪首脳会談も開催されました。労働者階級で生まれ、公営住宅育ちの経歴を持ち、庶民派が売りのようです。愛称は“アルボ”、もともと親中派で労働党も「親中的な歴史」を持ちますが、5月末には豪軍機と中国軍機との接近問題も起こり、今後の中国との関係が注目されます。
- 豪中央銀行(RBA) は7日、政策金利を0.5%引き上げ0.85%としました。市場の予想を上回る利上げ幅で2か月連続の引き上げとなりました。第1・四半期の消費者物価上昇率は5.1%と20年ぶりの高水準。第2・四半期には6.0%に達する可能性が十分にあり、特にエネルギー、食品、家賃、住宅建設費が上昇しています。政府は加速するインフレ抑制に取り組む姿勢ですが、市場では7月にも更に利上げが実施され、年内に3.0%近くまで上昇すると予想されており、大半のエコノミストはそれに懐疑的です。5月の住宅価格は、シドニー1.0%(1月から1.5%)メルボルン0.7%とそれぞれ下落、全豪では0.1%の下落となり(ブリスベン0.8%、パース0.6%それぞれ上昇)、金利上昇の影響が即座に主要都市の市場に反映されましたが、地方はまだ堅調のようです。
- 豪統計局が発表した4月の貿易収支は、液化天然ガス輸出や観光客の増加を背景に予想以上に貿易黒字が拡大し105億ドルと市場の予想を上回りました。
2.オーストラリア・ワイン業界の厳しい輸出見通し・・
中国が豪州産品に発動した高関税の影響が広がっています。特にワイン業界は最高212%という高関税により、輸出額が前年比97%減という大打撃を受けています。20年の対中輸出額は、ワイン全体輸出の約4割の約10億ドルに達し、21年は約97%減の2900万ドルに激減。アルバニージー新政権も強硬路線を踏襲しており、ワイン生産者の苦難は続きそうです。
ちなみに最近通販で安く購入できた豪州産赤ワインは中国語のラベルが貼られていました。
3.もっとも留学したい国2022年1位は?!
留学専門機関エデュケーションズ・ドット・コムが世界182カ国1万人の外国留学希望者を対象に調査した「留学したい国2022」で、オーストラリアが1位を占めました。
教育の質、職業目標達成、個人成長率、文化・生活方式の経験など7項目で評価され、オーストラリアは2022年の総合点で、2021年に1位だったカナダを抜きました。