オピック知っ得情報”2024年2月号”
2024年最初の”知っ得情報”です。今年もよろしくお願い致します。ゴールドコーストで、ビーチでの“Tバック禁止”を求める発言に猛抗議です!公共の場での制限に【フリー・ザ・ピーチ(桃=お尻に自由を】と名付けられた抗議運動で女性たちが行進。市長は禁止の求めを退ける発言をしています。
早いもので、もう2月も終わろうとしており、暦の上では“3月から秋”に入ります。ビーチはまだまだ海水浴シーズン真っ盛りですが、これから徐々に涼しくなって行きます。
さて、オーストラリアでは生活コストの上昇とともに「保険料」の高騰も続いています。調査会社によると、国内で4分の1強の26.5%が住宅保険や家財保険に加入していないことが判明しました。2024年が始まったばかりですが、大嵐や雹、洪水やサイクロンによってすでに数百万人が影響を受けており、更に保険料が上がる可能性が高くなっています。
保険の未加入率は特にNSW 州が高く33.1%、QLD州は24.9%になっています。また、保険会社も引き受け条件のハードルを上げてきていますので、引き受けてくれる保険会社を探すことも難しくなってきています。
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1.オーストラリア経済 ☛☛👇👇
豪中央銀行(RBA)は、2月の政策金利を4.35%に据え置き、2回連続での据え置きとなりました。インフレ率の低下が背景にあり、今後の国内経済の見通しについては、いまだに高い不確実性が残るとして、2024年8月頃に政策金利の引き下げが有力視されています。
国内大手4銀行の1つ、コモンウェルス銀行(CBA)は、今年中に金利が3.6%に下がり、2025年半ばまでに2.85%に下がると予想しています。
- 国際通貨基金(IMF) 1月の発表では、豪州の2024年の国内総生産(GDP)の成長率(予測値)は、1.4%と、23年の1.8%から減速の予測となり、23年10月時点での前回予測値(1.2%)と比べ、0.2ポイント上方修正となりました。「パンデミック(コロナ感染拡大)後の景気回復は依然として力強いものの、金融引き締めを背景に成長は鈍化している。インフレはピークを打ったが引き続き高水準にある」というのが、IMFの見通しのようです。
- 統計局は、1月の失業率を4.1%(先月3.9%から上昇)と発表。2022年1月以降初めて4%台を超える2年ぶりの高水準となり、今年末にかけて更に悪化する可能性があると警鐘を鳴らしています。昨年第4四半期の賃金価格指数が、4.2%上昇(前年比)し、高い伸びとなったことを発表しましたが、景気に陰りも見られる中、賃金上昇は既に頭打ちとの見方もあり、豪州中央銀行は「労働市場の一部では既に鈍化している」と指摘しています。
- ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は、23年10-12月期利益が予想を上回り、業績が好調だと説明、豪州経済は減速しているが底堅く、NABは順調な推移が続くと楽観論を示しました。一方、Westpac銀行は、同期で減益となり、下期四半期平均から6%の減少となったようです。
2.住宅賃貸価格👆 承認件数👇👇
豪州の賃貸市場は依然として強く、賃貸料は12月0.6%の上昇から1月には更に0.8%の上昇となりました。これにより年間伸び率は少し加速し、23年10月までの1年間で8.1%の上昇から、24年1月には8.3%まで上昇しました。また住宅承認件数は、23年12月は9.5%減となり、ユニットの大幅減が響いています。月間承認数は23年までは若干増加傾向でしたが、過去10年間の平均を大幅に下回る状態で、今後の住宅不足が懸念されます。
3. 中国本土からの観光客、減少へ・・👇👇
旅行会社によると、中国本土からの観光客は、ビザなしで入国できる東南アジアを旅行先に選び、ビザが必要なオーストラリアへの旅行は減少しており、節約志向も相まって近場に旅行する動きが広がっているようです。2月の春節期間中の観光客はコロナ前の40%にしか回復せず、逆に旅行費用は20%値上がり、ビザ政策や節約志向の影響が明白のようです。