オピック”知っ得情報” 2020年12月
今年もあとわずかとなりましたが、大変お世話になり誠にありがとうございました。日本もオーストラリアも本当に各種制限の下、厳しい一年になりましたが、この逆境をバネにして飛躍したいと思います。
さて、ハヤブサ2が6年間の宇宙の旅から持ち帰ったカプセルが、現場で大勢の地元の人々が見守る中、無事にオーストラリア南部の砂漠に戻り、JAXAをサポートしているオーストラリア空軍や宇宙庁などもコロナ禍の最中に明るいニュースとなりました。
また、ようやく12月12日より国内すべての地域とQLD州の往来が平常通りに戻ることも発表されました。
今年の4月以降、日本との自由な往来が制限され、こちらにお越しになれず、ストレスもお感じになられたでしょうが、来年は笑顔でお会いしたいと思います。
来年はより一層お役に立てるよう励む所存ですので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、弊社は年内12月30日(水曜日)まで通常通り営業をいたします。
新年は1月4日(月曜日)より通常営業を開始いたします。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。
新年も何卒よろしくお願い申し上げます。
MERRY CHRISTMAS & a HAPPY NEW YEAR!!
試練の1年でしたが、来年は良い年にしたいですね。豪州国内は規制解除が進み、年末に向け活動・往来の自由度急上昇です⤴
今年はスクーリーズも中止になり、卒業を迎えた若者には、ほろ苦い思い出の年となりました。
1.オーストラリア経済➴☛☛??
豪中銀(RBA)は、予想通り政策金利を過去最低の0.10%に据え置き、1000億豪ドル規模の量的緩和プログラムを維持しました。ロウ総裁は豪経済について、第3・四半期の豪中銀(RBA)は、実質国内総生産(GDP)は前期比3.3%増と、市場予想の2.6%増を上回り、景気の悪化局面は峠を越えたとしながらも、今後の回復はスムーズでない公算が大きいとの認識を改めて示しました。また今後、金利がマイナス圏に引き下げられる可能性は極めて低いとの見解です。
■豪統計局が発表した10月の雇用統計では、就業者数が前月から178,800人増加、失業者数も25,500人増加、失業率は0.1ポイント悪化の7.0%となりました。(QLD州も0.1ポイント悪化の7.7%) 今回の結果を受け、モリソン首相は「新型コロナウイルスの影響によって失われた雇用の75%が回復したことになり、経済回復が順調に進んでいることを示している」と強調しました。
■住宅建設市場の7~9月の完工高は前期に比べ1%減少、前年同期比8.9%減少と6年ぶりの低水準となりました。新築集合住宅の建設が大きく減退したものの、消費者の巣ごもり傾向で住宅の改修が急増し経済を押し上げました。新築住宅の完工高は1.9%減少、内訳は集合住宅が6.2%減、戸建住宅が1.1%増。一方で住宅の改修や増築は5.1%増加となりました。
一方統計局による10月の住宅建設認可件数は、16,584件と前月比で3.8%増加し(前月比4カ月連続の伸び)、2000年2月以来の高水準で、前年同月比では14.3%増でした。外出制限の影響で全国的に一戸建て住宅需要が高まっており、低金利も住宅市場を下支えしているとの見解です。
2.コロナ感染状況
オーストラリア全体のコロナ新規感染者数は12月7日現在7人(QLD州3人) と抑え込みに成功している状況です。カンタス航空は、パンデミック後は国際線の乗客は搭乗前にワクチン接種証明書の提出を義務付け、外国からの訪問者や出国者も接種が必要となる方針のようで、各航空会社も同様の考えになるだろうと明らかにしました。
3.オーストラリア食品事情
オーストラリアは、世界で最も食品の安全性が高い国のひとつで、「栄養不足のない国」で1位、「世界食料安全保障指数(食料の入手しやすさ)」で7位とFAO(国連食糧農業機関)からお墨付きをもらっています。、国内消費量よりも多くの農作物を生産していて、71%が輸出に回され、食料自給率の高い豊かな「農業国」です。近年は食品ロスの削減に取り組み、大手スーパーも積極的に規格外の農産物が販売され、廃棄される規格外の野菜を飼料にして育てたヒツジを「モッタイナイ・ラム」として売り出しています。また9月から日本の「ICHIGO」(イチゴ)が輸入解禁になり、「WAGYU」に続く豪州でのブランド化が期待されます。