オピック”知っ得情報”10月号
今月は厳しい経済環境をお伝えする内容になりましたが、最近のオーストラリアは中国との関係改善に前のめりのようようです。最近は中国人よりもインド人の観光客が増えてきた・・・と感じていた矢先ですので、これからまた中国本土との交流の活発化を目指すのでしょう。
さて、ジェットスター航空がいよいよ10月29日より、成田~ブリスベン線の就航を始め、当初は火・水・木・金・日曜の週5便ですが、12月3日からは毎日就航となります。 残念ながら、成田~ゴールドコースト間は10月27日で運航停止となります。
オーストラリアは11月末頃から学校により異なりますが、長いホリデー(夏休み)に入ります。
そこで話題になっているのが、昨今の物価高騰で、ペットホテルの料金も高騰中で、クリスマス休暇などでは、1泊の料金が100ドル超えで、人間の子供の保育料金よりも高くなってきている場合もあるようです。地元で暮らす身としては、何もかもが高く感じて困ったものです。
クーメラにコストコがオープンして便利になりましたが、コストコ・オーストラリアが新たに、自動車や二輪車の販売を開始すると発表しました。QLD 州からサービスを開始し、年末までに全国に展開するようですが、一体どういうことになるのか楽しみです。
10月22日にVIC州南部でマグニチュード5.0の地震が発生し、メルボルン中心でも揺れを感じたほどだったようです。幸い地震によるけがは報告されていません。
9月末にシドニーで“サケフェスティバル2023”が開催され、大盛況で終えました。200種類以上の日本酒などの利き酒や購入、商談ができるイベントでオーストラリアでも日本酒人気の高さが伺えます。
ここ数年のパイナップル生産農家の厳しい状況にハロウィンで“かぼちゃの代わりにパイナップル!”と支援の声が上がっています。
1.オーストラリア経済 ☛☛👇👇
豪中央銀行(RBA)は、10月の政策金利を4.10%に据え置きました。再利上げの検討に入ったものの、想定以上に景気を減速させる可能性を懸念し、4か月連続の据え置きとなりましたが、経済については消費が減速する一方でインフレが高止まりする「難しい」状況にあると指摘、7-9月期のインフレ率が市場の予想を上回り、前年同期比5.4%上昇となり、11月に0.25%の追加利上げで、4.35%になる観測が高まっています。
- 9月の雇用者数は予想を下回り、失業率は3.6%に低下しましたが、金利上昇を受けて労働市場が「転換期」、冷え込み始めている見通しです。
- Westpac銀行などが発表した10月消費者信頼感指数は82.0 (前月比2.9%上昇9月1.5%低下)となりましたが、生活費の圧力から悲観的な回答が楽観派を依然として上回りました。
- 今年の7‐9月の3か月間で少なくとも大小660もの建設会社が破綻してることがわかりました。背景には供給網の混乱、材料費の高騰など固定価格契約での費用増大が考えられます。実際に建設会社の財務状況悪化により、建設が一時ストップする開発案件も出てきており、オフザプラン(図面販売)での購入に慎重な見極めが必要になってきています。
- 豪アルバニージー首相は11月4日から訪中し、習国家主席らと会談することが明らかになり、豪首相の約7年ぶりの訪中となります。昨年以来、大半の規制が撤廃されている中で、22日には中国が豪州産ワインに対する最大218%の高い関税について見直すことでも合意。両国関係の改善を示す新たな兆しとなり、中国企業によるダーウィン港の99年間長期賃貸借契約について豪政府は安全保障の観点から見直しを進めていましたが、契約継続を認める方針を発表しました。
2.住宅価格☛☛👆
インフレ率の低下を期待していましたが、市場は11月にあと1回の利上げを予想しており、2024年後半までは金利は低下しないことが懸念されます。9月30日時点での住宅価格の中間値は、ブリスベンが761,739ドル(年間5.0%の上昇)を記録し、10月には過去最高値を更新する見通しです。
GCではサウスポートが中間値785,888ドル(年間8.1%上昇)で高い伸び率を示しています。賃貸市場は、9月の全豪家賃が更に0.7%上昇、全豪空室率1.2%への低下を受け、家賃は過去1年で8.4%の上昇となっています。
3.ロビーナに賃貸専用住宅開発許可される!!
Cバス・スーパースタジアム横の敷地に9階建・2棟の賃貸タワー開発計画が承認され”賃貸専用マンション”が建設されます。人口が毎年約15,000人づつ増加し続けるゴールドコーストの賃貸建設プロジェクト」の一つになります。