住み慣れている日本国内でさえ不動産を購入することは大きな決断が必要です。

ましてやコミュニケーションが十分とれないオーストラリアという海外で不動産を購入するとなると、様々なことが心配になります。弊社では日本のお客様と豪州の「架け橋」として日本語で物件購入のお手伝いをさせて頂きます。

ここでは、ゴールドコーストで不動産を購入する時の”流れ”と”注意すべき点”についてご説明致します。

不動産を購入する目的と言っても、人それぞれで購入事情も千差万別です。

しかしながらご自身の購入目的を明確にすることは、重要な出発点ですので、冷静にご判断下さい。

ゴールドコーストでの滞在目的として主なものは「観光、趣味、リタイアメント、教育、海外での事業展開」などが考えられますが、

基本的には

1)お客様の目的(ライフスタイル)に照らし合わせる事

2) 1年の内どの位の期間、滞在・利用が出来るのか? 利用するつもりなのか??

が重要な”鍵”となります。

 

観光ビザで3ヶ月未満の滞在をお考えでしたら、キッチンが付いている家具付マンション

タイプのお部屋(ホリデーユニット)をお勧め致します。

毎回の予約・手配等が面倒、好きなときに行きたいという方は、物件を所有し、利用していないときは、逆にホリデーユニットとして貸し出すして運用することも可能です。

 

投資目的で購入する場合は、単純に投資利回り(家賃収入と支出の割合)だけで判断するのは危険です。

長期賃貸になりますと、稼働率は安定しやすくなりますが、現地の方が好んで住む人気のある居住エリアを選択することがポイントです。

短期賃貸(ホリデーユニット)として貸し出す場合は、利回り的に若干優位ですが、不特定多数の方の出入りによる物件の劣化等に関してある程度の割りと修繕費用の計上が必要になります。

短期賃貸の運営は、その建物にマネージャーが居るケースがほとんどですから、そこに運用任 せることも可能です。

又、節税の見地から、減価償却が大きい物件が、最終利回りに大きく寄与します。ただし、日本の税法との絡みが出て参りますから、詳細は会計士をご紹介しますのでご相談ください。

商業物件となれば、より詳細な調査が必要です。減価償却率は勿論のこと当座の利回りは良くても、ビルの老朽化に備えて、ある程度の修繕積立も考慮しなければなりません。

豪州の投資家も、「株式」、「債権」、「不動産」など、刻々と投資対象を変化させていますので、その流れを感知する事も重要です。

 

オーストラリア国内で、不動産運用による収入が発生する場合は、必ずオーストラリア国内で申告が必要になりますので会計士にご相談ください。

 

物件を選定する上では、ホームページ等を通じて情報収集する事はある程度は可能ですが、最終的には現地不動産業者を通じて、実際に物件を視察することが大切です。

インターネットや書籍による情報は限りもあり、情報の鮮度や正確度、また物件周辺の住環境となると、実際に現地をご自身の目で見ることに勝るものはありません。

そこで次の段階で重要なことは、信頼のおける不動産業者の選択となります。

 

ゴールドコーストには日系の不動産会社(日本人が経営)をはじめ、日本語を話せる販売員が在籍している豪州の不動産会社もあります。

QLD州では、基本的に売買の際に「売主」からのみ手数料を受け取り(詳細は「購入にかかる費用」参照)、外国人向けの「二重価格」もありません。

しかしながら、業者を決める前に必ずその事務所を訪問・確認致しましょう。

不動産業の免許証の提示がない不動産業者は、”要注意”です。

 

クイーンズランド州の場合「レジスター制度」が運用され、売主に対しその顧客を最初に案内した不動産業者が顧客の登録を行い、成約に至った場合に売主から手数料報酬を得ます。

従ってお客様が販売事務所を直接訪問し、現場の販売員と物件視察を行った場合は、たとえ言葉の問題上、後日、日本語を理解する業者を選択しようとしても、その業者はお手伝いが出来ません。既に現場の販売員の会社の顧客として登録されたからです。

日常英会話と実際に物件を購入する時の英語は異なります。また高額な商品ですので、慎重に不動産業者を選ぶ必要があります。

 

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